2月
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2017/1/16~24 アメリカに行ってきた。

目的地はボストンのformlabs、その後ニューヨーク。何回かに分けていろいろ考えたので書き留めておこうと思う。

まず第1目的地のformlabsについて改めて書くと、デスクトップSLA3Dプリンターを開発しているハードウェアベンチャーだ。

2011年から初号機であるForm1を開発してkickstarterでクラウドファンディングを実施。$2,945,885を集めることに成功した。ご多分に漏れず出荷は送れて一時はもうだめなんじゃないかと言われてたけど無事出荷することが出来た。

 

無事出荷することが出来た って言う書き方をしたのは、出荷はできたけれどもForm1の評判が正直言って散々なものだったから。成功すればそれはもうFDMとは比べ物にならないクオリティーの物ができるけれども、吊り下げ式光造形でよくある脱落が頻発。さらに光造形なら必ず必要になるIPA or 無水エタノールによる洗浄と二次硬化の後処理の大変さ、レジンの処理の大変さペンチで切らなくちゃならないサポート材、高いレジン代も相まってそもそもデスクトップでSLAって言うコンセプト自体おかしくない? という話まで出る始末。

こう言ったらあれだけど、日本だったらもうこの時点で倒産していたように思う。

でもそこはアメリカ、1900万ドルをSpaceXとかに投資してる会社をリードに調達。Form1の改良版Form1+を発売する。でもこの時点でもたしかに着実に改良が加えられていたけれども相変わらずレジンは手動で継ぎ足さなきゃいけないしサポート材はだいぶ改良されてきたけど脱落は相変わらずという状態でやっぱりSLA使う人は限られるな−or光造形したいなら外注だな−という印象だった。

しつこいようだけど日本だったらこの時点で投資を受けられるかというと怪しい)ry(自分の力量の問題)

Form1+の発売後しばらく(これは日本だからってのもあるかもしれないけれど)音沙汰なく、Form2はないかなと思っていたらTough resinを発表した。面白いと思ったし話題になったけれども、そもそも使い勝手と造形の成功率があれだったから、それほどだった。

この後どうなるのかなと思っていた矢先、Form2が発表された。そしてさらに3500万ドルの資金調達。最初はあまり期待していなかった。roland ARM-10もちょっと扱いが大変でFDMを仕上げればいいかなという感じだったし、Davinciのノーベル値段にしてはすごいという感じだけれども、じゃあFDMより大幅なメリットを感じるかというとこっちもそういう感じのものでもなかった。(でもこの値段を実現してるのはほんとにすごい。)

あまりにも小型SLAのイメージが悪くてForm2もまあ大体おんなじだろと思っていたけれども、実際に使ってみてみるともう全く違うものだった。50万円を超えちゃうのはちょっと個人で買うにはあれなんだけど、もし個人でも3Dプリントサービスに結構出すよという人は夜セットして翌朝出来るというメリットも考えれば絶対買いだと思う。(Form2に関してはちょこちょこ書いてます要望あればそれについて詳しく書くのでコメントお願いします)

で、これは普及させるべきかなあと思って色々話を聞きたいと連絡したらformlabsのアジア圏担当のスコットさんが京都に来てくれたり改めて調べるとkickstarterからこうやって調達してちゃんと開発してくるのほんと面白いなと思ってYOKOITOでも扱うことにした。

それでそれからなんやかんやあって(雑)ボストンの本社で行われるパートナーサミットに参加することになった。


今回はボストンにつくまで。

久々のアメリカ。しかも東海岸は初めて。

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飛行機はどうとっても絵になる気がする。これが機能美というのかわからないけれども。

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特に何事もなくシアトルに。撮影禁止だから撮らなかったけれどホールボディースキャナーを初めて体験した。導入当初裸の画像が表示されてこれはどうなんだみたいなニュースが会ったけれども、見てみると画面には検出結果として画像が出ているわけではなく機械が自動的に怪しいところを検出してそこを黄色い四角枠で表示してた。で、そこだけ人が念入りにボディーチェクするという仕組み。よくできてる。

到着すると広場が。広場だけでなく通路の至る所で路上ライブ(?)みたいなのをしてた。

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フィッシュアンドチップスのお店がいくつかあったからよくわからないけどフィッシュアンドチップスを食べることに。「ドリンクはダイエットにする?どうする?」って聞かれて一瞬何のことかわからなかったけどコーラしか無いってことらしい。

でかいコーラ、出された大量のポテトとスプーンで掬っても滴り落ちないクラムチャウダーがなんだか嬉しくなる。(最初だけ)

警備員も店員の人も受付の人も皆何かずっと話してる。これはもう先入観がすごいあるからあれなんだけど、ついて30分でもうなんだか豊かさを感じる。豊かさというより余裕なのかもしれない。今回はニューヨークも見てこのあたり、このあたりって言うっても漠然としてるんだけれども、アメリカの豊かさって一体どういうものかを少しでも感じればと思って行くことにしている。

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(このタンブラーに水入れる機能日本にもほしい)

IMG_1585.CR2(ちょっとSFっぽい空港内モノレール)

ここで3時間過ごしてボストンに行く予定だった。ボストン行きの飛行機に乗って1時間半位たったころ、機長のアナウンスで着陸態勢に入るというアナウンスが。ボストンにはどう考えても早いから右隣の人になんで着陸するの?って聞いたらついたからという返事が。左隣の人もシカゴに着いたから着陸するという。チケットを見せてもらうとなんと2人共シカゴ行きのチケットになっている。

でも便名もゲートも時間も同じ。結局今になってもどういうことだったかよくわからないけれども、とりあえずシカゴに降りることになってしまった。シカゴに着いたのが夜8時頃で一体何時につくのか不安になってきた。受付の人にチケットを見せるとB11に行くと言われ、何時?と聞くと”on time!”と言われる。(on timeと言われても)

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シカゴといえばギャレットポップコーンがあるだろうと思ったらあった。5ドルちょっとですごいたくさん入ってて美味しい。日本のと比べちゃいけないのはわかるけど不安も相まって思い出に残る味になった。

そしてなんとかボストンに。結構焦ってたから時間覚えていないけれども日付は変わってた気がする。

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タクシーにのってなんとかホテルに。インターネットに繋いで日本と変わらないパソコンの画面の中を見て落ち着きを取り戻しながらシカゴで買ったポップコーンを食べた。インターネットって本当にすごい。画面の中は本当にいつもと何も変わらない日常だった。

翌朝8時までにレストランに集合だったからこの日は早々に寝た。

次回はformlabsのパートナーサミットの内容を書こうと思う。

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ものとものに係る仕組みをつくっています。 ゴミとものの間を彷徨います。YOKOITO(@YOKOITO_info)代表 /デジタルファブリケーション/SFC/DMM.makeAKIBAーroom111

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