何かを発信しなければという焦燥感-2018/10/29

Twitter,Facebook,Instagram,Youtubeと、UGC(ユーザージェネレーテッドコンテンツ だったはず。。。)をベースとしたサービスがたくさんある。

こういったサービスを見れば見るほど、自分も何か発信しなければいけないという焦燥にかられる。

 

インターネットによって誰もが情報を発信できるようになり、誰もが誰とでも繋がることができるようになる。

 

インターネットのメリットを説明するときの教科書的文章だ。基本的には正しいが、現在結果的には現実世界と同じくアクセスがたくさん集まる場所と全く集まらない場所の二極化が進んでいる。本当に、不動産みたいな話だ。

一等地はGoogle検索順位1番地。メディアの運営とそれに付随する広告収入だけで1部上場している企業がわんさとあるんだから本当にすごい話だ。

どのUGCのサービスでも言えることで、一定のアクセスを得ることでそのプラットフォームが結構中抜きしているにも関わらずそれなりの収入を得ることができている人が出ている。

ただそれも本当に一握りの話で、全体の1%行くか行かないか。全く持ってもらえない人がほとんどだ。コンテンツというのは、積み重ねで気が付いた時にはもう追いつけないほどの量のコンテンツとそこに対するアクセス、オーガニックの検索順位という価値が付随している。なので、本当にやったもん勝ち的な部分がある。

最近この感覚がすごいあって、あまりよくないなあと思っている。この感覚というのは、埋蔵金探しみたいな感覚で誰かがやったらそのやったもん勝ちで、だんだんとそのあたりは減っていってると言う感覚。ゴールドラッシュの時に群がった人々がたくさんいるが、金には埋蔵量の上限がある。それだけ掘ってしまえばもう掘れ無くなってしまう。

なんだかあらゆる物事がどこかに上限があるんじゃないかと言う気がしてならない。

しかし、実際には世の中ここ何十年もうこれ以上便利にはならないよねみたいなことが言われつつも、結果的には進歩し続けているわけだからきっとそんなことはないのだろう。きっと10年後はもっと便利になっているはずだ。10年前には想像できなかったことが実際に起きているわけだし。

(新宿、10年後はどうなってるやら)

で、話を戻すと何かを発信しなければならないと言う焦燥に駆られている。

駆られているのだけれども、そうやって何かをひねり出そうとしている時点でもう才能がないと言うか、ダメなんじゃないかと言う意見がある。

作れる人はもう黙ってても作れるし、溢れ出してくるものだと。

ただ僕はこの意見には結構懐疑的で、と言うか自分がそうじゃないから懐疑的にならざるおえないと言えばそうなのだけれども、結構突飛よしもないものも何らかの延長線上か何かと何かの組み合わせだと思うので周りから見るよりも当人はひねり出そうとして、何とか出てくるアイデアなのではないかと思う。

何かを発信すると言うのは、要は自分の作品を作りたいと言う気持ちの裏返しなんじゃないかと思う。結局今の所自分自身で何かを作り上げたと言う感覚は全くなく、どのような物事もこれはあの人がいたからできたことだし、これはこの人がいたからできたことで、自分はきっかけを作っただけだなあと思ってしまう。結局、完結させたことがない。

自分はこれから何か自分自身でなにかを生み出す人になるのか、生み出す人を支援する側になるのかが、まだ定まっていない。もうそろそろ定めないとと言うか、スタンスを決めておかないと厳しい状況になってしまう。

そうしたスタンスの決まらなさが、結果的に何かしなければ、何か発信しなければと言う焦燥に繋がっている気がする今日この頃です。

2018年10月29日 午前1時59分 近所のデニーズでドリンクバーのアイスティーを飲みながら。

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気晴らし-2018/10/20

気晴らしにドライブしてみた。ついこの前書いたけど、せっかく車があるんだしということで、山梨の方に行ってみた。

気晴らしっていう字、気散しだと思ってたことが結構前にある。なんかこう書くと人材を人財みたいなアレでやだけど。

どうだった?と聞かれれば、まあ気晴らしにはなったのかなという感じで、どうということはなかった。

何が問題って、自分の中で気晴らしということ自体がそれほどいい印象を持って受け止められていないというところが厄介だ。

気晴らしってしていいのかどうか、いまだに少ししていてモヤモヤする。本当に気晴らしして何か効果があるのか、本当にそうやって気晴らしをしていいのかどうかがすごく迷う。

遊びだってそうで、基本的に遊びってなんというか、していいものじゃなくて、勉強しの対価というか、そのご褒美的なものとしてやるものだったから、どうも遊んでいてもモヤモヤしてしまう。

明確な消費行動というのもそれと同じ系譜にあるかもしれない。何かのご褒美的な立ち位置でやるのはいいけど、そうじゃないのはちょっと。
さらに問題というか当たり前なんだけど、金銭を自分で支払うもんだから何か投資可能性を削って消費することになってしまう。時間も限られている。
そんなことをしていいのかという罪悪感が積もってくるもんだから、どうも気晴らしした気になれない。

そもそも、何か普段やっていることでストレスが溜まるから別のことをしましょうということ自体が、何か間違ってるんじゃないかという気がしてくる。
車に乗ってるとつくづくそれを思う。

 

ただ一方でそうやって気晴らしをしなかったり何か普段やってることとは全く違うことをしないと、視野が狭くなって行き詰まるのもなんとなくわかる。
この前twitterで誰かが言ってた気がするけど、遊ぶ能力、才能ってすごく大切で、それを子供の頃全くやってこなかったのでほんと参ってる。

そうやってうまくいかないのをまた親のせいにするのかと言われそうだけど、でも参ったなあと最近思う。

僕の場合というか、これ結構一般的な話なんじゃないかと思うのだけど、本当に感情を動かして娯楽を楽しんでいることってどの程度あるのだろう。たとえば、ソシャゲをしている人とか、電車の中で色々している人たち、週末ショッピングセンターに買い物に行く人たち。

みんな本当に楽しんでやっているのだろうか。僕が悲観的なだけなのだろうか。気晴らしと言って、本当に感情を動かしているのだろうか。とてもそんな風には思えない。なんだか、暇つぶしの一環みたいな感じなのではないか。

そういってじゃあ感情が動くものいうと、パチンコだその辺りが出てきてしまうかもしれない。感情をあまり動かすとそこに中毒性が出てきてしまうみたいだ。

しかし例えば、毎週末バイクでどっかに行くとか、時間を見つけてはサーフィンする、お金がたまればすぐにでもカメラのレンズを買ってしまうと言ったようなこともパチンコにハマったりとかソシャゲに100万使いましたとあまり変わらない気がしないでもない。ただじゃあ何が違うのかっていうと、結局金額の度合い、脳の反応の仕方の度合いの問題で、あまり度を過ぎてお金を使わせてしまったり感情を煽りすぎるとそれは中毒という病気として認定されて、あまり良くないものとされてしまうようだ。

適度な気晴らしが重要です ということで、やっぱり総てはバランスなのかなあと思いながら、試しにしばらく、あまり感情の動かないことをできる限り市内で過ごしてみようと思います。息が詰まって何もできなくなっちゃうかな。

 

2018年10月20日 午後11時30分自宅にて

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生活を見に行く 2018/10/14

最近、車をもらった。

今年(2018年)1月に免許を取り、カーシェアを使いながらなんだかんだ言って2000kmぐらいは乗っていると思う。車中泊の旅行をしてみたり、ちょっと近所のスシローに行ってみたり(駅近にはなかなかない)と結構楽しんだ。

ただそれも最近はわざわざ2、3千円払っていかないでもなあと思うようになり、だんだんと乗らなくなっていた。そんな時、車を捨てるけどいる?と言われた。

かなり迷った。都内に住んでいて車を持つのはちょっと意味がないというか、かなり贅沢なことだと思っているからだ。

都心から電車で1時間ぐらいのところに実家があり、年300日近く往復2時間ぐらいかけて都内に2年ほど通っていた。今は東京駅に電車で5分ぐらいのところにおかげさまで住めていて、すごく快適 とはなかなか言えないんだけれども、本当に都心に住んでいるなという感じがする。

実際生活してみると感じるのは、郊外に住んでも高い家賃を払って都心に住んでも結局生活コストはあまり変わらないんじゃないかなということだ。

僕の場合会社が交通費出してくれると行っても別に、確かに経費にはなるけれども自分の会社なのでまあコストになってしまうだけだ。なので通勤にかかる交通費も実質自分のコストだと思ってみている。

その前提を敷いて考えると、郊外に行けば行くほど家賃は安くなれど、結局交通費が結構かかってきてしまう。しかも郊外に行っても家賃は意外と下がらない。ワンルームで探してみると、どこまで行っても少しずつ広くなっていくだけでだいたい7万ぐらいはかかってしまう。もちろん、4万のところとかに行けば別だけれども、そうすると風呂トイレが共同だったり、そう言った条件がついてくる。まあそれも今思えばありだなと思わなくはないけれども、初一人暮らしの僕に当時その選択はできなかった。

で、話を戻すと結局郊外に住んだ場合、車を買うことになるだろうと思う。なので都心に住んで高い家賃を払うか、郊外にすんで安い家賃+車を買う このどっちか選択だなと思い、前者をとって今都心に住んでいるのだ。なので、その上で車を持つというのは僕にとってこの上ない贅沢というか、非合理的な、投資でもなんでもない消費行動になってしまう。そして消費行動につき維持費として駐車場3万以上と、保険もろもろで5万近くかけるんだったら、もうちょっといろいろな投資できるよなと思ってしまう。

しかも住んでいるところから徒歩3分圏内にカーシェアのステーションが3箇所、10分歩けば7、8箇所ある。そんなところで車を持つ意味は正直言ってないのではないかと思った。

 

ただ、まあこれを改めてこうして言葉にしてみると、なんだか車を買いたい人が家族を説得するための言い訳のように見えて仕方ないけれども、以下3つのことを実際どうなのか体験してみたくなって、とりあえず来年分の税金がかかってくる3月末まで持ってみることにした。

1つ目 行動範囲が広がる

これは免許取るかどうかって時に散々いろんな人に言われて取ることにしたので、それを改めて実感できればなと思っている。もちろんこれはカーシェアで実感できるでしょという話なんだけれども、もう一つ僕が勝手に定期券効果と呼んでるものがあって、それと相まってどうかみてみたいと思っている。

定期券効果は、定期券内だとそうじゃなかった時全く行かなかったところにすごく行ってしまう現象だ。仮にそれが初乗り運賃150円とか数百円だったとしてもお金がかかるというだけで行かなくなってしまう。それが定期券みたいに一括でもう払ってしまっていると、よく行くようになるという現象。

カーシェアで都度借りた方が総額的には安いかもしれない。ただ、仮にそうだったとしてもじゃあ2500円払ってくら寿司に行くかというと、行かないだろう。そういうことで、今回車を持ってしまっているという前提を作ることでどの程度行動範囲が広がるのかをみてみたいと思う。

 

2つ目 車前提の生活を体験してみる

今は都心に住んでいるけれども、例えば奥多摩とか、多摩、生田、と行った車がないとあれだけどあればまあいいかなという場所、電車に縛られない場所に住んでみたいという気持ちがある。じゃあ、車前提だとどうなるのかというのをちょっと体験してみたい。これに関しては体験できるのかどうかはわからないけど、例えばikeaに行ってみるとか、郊外のホームセンターに行ってみるとか、そう行ったことをやってみたいと思っている。

ちなみに、以前カーシェアを使って1週間、移動を全て車で仕事をしてみるということをやってみたけど、これは僕の場合もう二度とやりたくないというのが正直なところ。少なくとも今の仕事の内容からするとちょっとこれはないなと思ってしまった。

一番はまあこれは慣れれば大したことないのかもしれないけれども、狙った時間に到着することがすごく難しい。かなり早めに出た場合でも1週間で2回間に合わないことがあった。この間に合わなかった時の運転ほどストレスが溜まるものはなかった。もう二度としたくない。
ふと思ったのだけれども、もしかして日本の時間きっちり文化は電車前提の生活があるからこそなのではないかと思った。車社会、アメリカとかそこまでいかないでもドイツとか車前提で生活しているところでは、日本みたいにきっちり何時何分みたいな決めてアポ取るの難しいのではないかと思った。ただそうすると、例えば日本でも車前提のところはたくさんある。そういったところはどうなんだろう。アメリカでも電車前提の都市はいっぱいある。そういったところはどうなんだろう。時間のタイトさに対する文化は移動の文化からくるんじゃないかとちょっと思った。

次に駐車場代の問題。これは日本特有なのか海外もそうなのかわからないけれども、ちょっと高すぎる。一回打ち合わせしてなんや感やして戻ってくると2千円ぐらい取られる。1日平均で3500円ぐらい駐車場代がかかってしまった。このコストのせいでタクシー乗った方が安いのではという状況が生まれてくる。実際移動距離を考えるとタクシーの方が安かったと思う。やんなっちゃう。これが海外だと無料がほとんどなのかなあと思いながらコインパーキングに止めていた。その辺りの事情も一度海外で運転して知りたい。

次に高速代。下道でいけばいいじゃんという話なのだけれども、時間を考えてなんだかんだで使ってしまう。横浜とか、千葉とか行くとなると確実に使う。そうするとあっという間に2000円以上かかってくる。これじゃあグリーン車乗って作業しながら移動した方が良かったんじゃ。。。と思えてしまう。

というわけでつまり、僕の仕事で車移動というのはちょっと合わないみたいだった。

もうその時点で半分以上車持つ意味ないよねという話なんだけれども、まあもちろんこれが全国展開というか、車があることによって全国津々浦々どこでも会いに行けるよねという感覚になってきたら、何かが変わってくるのかもしれない。それにしても、レンタカーの方がいいかもしれないけれども

で、話を戻すと、じゃあ生活だとどうなんだろうという話。生活だけでなく、例えば気軽に旅行に行けるようになるとか、そういったところで車があるという前提が敷かれた時、どういった自由さがあるのかを体感してみたいと思っている。

 

3つ目 いろんな生活を見てみる

いろんな生活を見てみたいと思っている。住んでいる人からすれば迷惑な話かもしれないけれども、結構色々な住宅街じゃないにしても、色々な街に行ってそこで生活したらどうなるんだろうというのを思いながらみて回るのが好きだ。

例えば機能は八王子に行ってみた。駅近辺は行ったことがあったけれども、流石にそこからわざわざ路線バスに乗って街の様子を見に行ったりはしない。そう行ったところで車で行って、地元のスーパーであったりとか、雑貨屋、ショッピングモールとかに行ってみてどういう生活かを想像しながら歩いて回るのが結構好きだ。

生活感をみに行くという書き方をするとなんだか上から目線で、ちょっと申し訳ない気持ちいなるのだけれども、僕としてはすごく羨ましい気持ちで見ている。僕は多分、生活感を纏うことができない。生活という、日々過ごしていければそれでいいという気持ちになることは僕にとってとても難しいことだ。

何か、慌ててやることもない。仕事があって、仕事が終わったらその時間は仕事とは全く関係のない時間が流れていく、特に意味を持たせる必要もない時間であふれている日々。ただそこにいるだけで、何かすごく感情的動きがあるわけでなくとも、それでいいと思える日々。安定いしていて、個人としてのバーンレートなんて考える必要がない。

それは僕には、今、想像できない。

ああ、意味なんてなくていいんだと、感じられはする。高校の時は全ての行動に意味を持たせようと躍起になっていたけれども、意味なんてない。意味なんて追求してはいけない部分があるということを最近は受け入れられている。でも、生活は、どうもきつい。そういう時間を過ごす旅にジリジリとした焦燥感に襲われて落ち着いていられなくなる。この人とただ一緒に居られればいいなんて、いつ思うことができるようになるんだろう。

そんな生活の片鱗を、見に行きたいと思っている。

 

そんなこんなで、とりあえずお金かかるなあと早速思っているけれども、3月は車を持ってみようと思います。ほとんど乗らないで終わっちゃうかもしれない。けれど、まあいい経験かなと思ってます。

 

2018年10月14日 16:41-18:32 ベローチェ新宿御苑前店にて

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価格の不思議 2018/10/11

https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/banksy-ed?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharecopy&utm_term=.ceMoLZ9oyx

 

バンクシーの絵が1億5千万円で落札された直後にバラバラになったと言うニュース。相変わらず、芸術の価値はわかるようでわからない。いや、全くわからない。ここのところ、芸術どころかありとあらゆるものすべてについている価格というものがよくわからなくなってしまった。

ついこの前スルガ銀行がシェアハウスの運営を行おうとするサラリーマンを筆頭とした個人投資家に対して不正融資を行っていたというニュースがあった。その内容についての詳細記事で不動産価値の算定方法についての話が出ていた。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO36308270Q8A011C1EE9000/

不動産価格のこの話もそうだし、企業価値算定のデューデリジェンスの現場を見ていると、結局価格ってよくわからないんだなっていうことがよくわかる。よくわからないけれども、こうでしょうという価格を出すためにものすごい給料をもらっている人が地道な作業とと共にあらゆる相場を集めて価格が作られていく。価格が上げられていく。そして、買い手に説得していく。

ずいぶん前に書いた日記でもオークションの仕組みの面白さについてずいぶん書いたけれども、どうも価格決定のプロセスのイノベーションにすごく興味があるみたいだ。

普段、生活してる中でお金を支払う時どういう判断をしているかをちょっと振り返ってみる。

例えば今コーヒーを飲んでいる。星乃珈琲店なのでちょっと高い。なぜ向かいにあるドトールではなくこっちに来たかというと、ちょっと座ってゆっくり作業したかったからだ。あと、スフレは美味しい。

コメダ珈琲にいくときも同じ理由で、さらにモーニングサービスの時間だとコメダに行きたくなる。コーヒーは正直あまり美味しくない気がする。

スターバックスはいい立地にあって、ちょっと行きたい時に行く。もしくはある程度の量を飲みたいと思った時にはスターバックスに行く。ただ椅子は座りにくいし、混みすぎていてゆっくりするというイメージは僕にはない。

 

同じコーヒーでもこれぐらい差が出てくる。

なんとなく高いなとか、なんとなく安いなとか、そのぐらいは思うけれども、流石にこの価格差だとあんまり気にする人がいないんだろうか。僕は結構気にしてしまうから、それぞれのお店で、使い分けてる。さっきの作業するしないもそうだし、ルノアールとかだとほぼ待つことないから会議ではルノアールとか。

 

この程度の金額じゃあってことであれば、車とかどうだろう。

車に至ってはもっと複雑だし、よくわからない。

 

車はそもそも前提として、安全に走ることが多少の差こそあれど、法律で担保されているから、走って移動できますというところに関しては差のつけようがない。さらに、性能を上げても公道という場では基本的にその性能を使い切ることはできない。現代では軽自動車で十二分に性能を持っている。その上で、どういう走り味があるとか、どういう外見をしているとか、どういう稀少性があるかとかそういった話だ。

mini とかを見るとその値段の高さに驚く。いくら輸入車で色々大変とはいえ、こんなにも差がついてしまうのかと思う。他方日本車の安さには驚く。

高級車は走りが滑らかとか静かだとか、内装が豪華だとかそういった話があるけれども、そんな差では埋められないぐらい価格差があるような気がする。もちろん、車は量産効果がすごく効きやすいものだからちょっとでも希少性、カスタマイズ性を高めるといきなり値段が上がるというのはわかるけれども、それにしてもだとしたら、価格差はこの希少性という非常に抽象的概念で作り出していることになる。

フェラーリだってそうだと思う。エルメス、ルイビトンとかもそうだけれども、基本的には希少性があることによって価値が発生しているパターンだ。そのためにあえて高くし、数を作らないでもいいような構造にしている。一方で広告は大量に打って知名度を徹底的にあげる。結果としてみんな知ってるけど持っている人が少ないという状態を作り、価値を高めていくということだ。

ただじゃあそんな希少性がある車に乗っていてどうなのか ということを一応”合理的に”考えると、まあ、25億円のベントレーとかやっぱり説明つかないなと思う。

 

車以外にも今途中でちょっといったエルメスだとかルイビトンだとか、そういったものの価格はもはや説明がつかない。

 

じゃあ人件費はどうだという話に、踏み込みたい。

例えば芸能人。芸能人はそのタレント(って今言わないのかもしれないけど)の名前で売られていく。つまり、その人以外では何ら意味がない。その人自身の知名度がそのままその人自身の価格に直結してくる。CMとかは特にそうだ。もちろん知名度以外にもお笑い芸人だったら面白いことを言えるかどうか、トーク力があるかどうか、役者だったらルックス的にどうなのか、役に合う人なのか、ちゃんとこなすことができるのかといった要素も噛んでくるが、正直少しマイナーな舞台とブロードウェイとを見て回っていて確かに基礎技能の差はあるけれど、その差がじゃあそのままそのタレントの人件費の差を合理的に説明しきれているかというとそういうわけではない気がする。

コンサルタントとかもそう会社社長、映画監督、技術者、デザイナーとかも。

じゃあそのついている価格が不当かというと、不当に感じるということはあまり多くないように感じている。様々な場面で様々な見積もりを見せてもらってきたけれども、高い と感じたことはそこまでない。そんなものじゃないかなと思う。むしろもっと上げていくべきなんじゃないかと考えることの方が多い

妥当性についてはBtoCかBtoBかでかなり事情というか、判断軸が変わってくる。

B2Bであればその投資した金額に見合った金額が戻ってこなければならない。BtoCは消費財だからそんなことない。

というのだが、最近BtoBでもこれは一体どういう判断のもとで支払われているんだろう、金額が決まっているのだろうかということをすごく感じるようになってきた。

例えばオフィス賃料。一つ前のどこに住むかという話でもあるけれど、いったい六本木ヒルズに坪なん十万払ってオフィスを構えることにどういう意味があるのかという話だ。自分のデスク一つで月一体何十万かかってるかわからない。その分給料でもらいたいと思う人も少なくないんじゃないだろうか。

一応一定の合理的判断に基づいて入っているのだとは思う。例えば採用活動で有利になるとか、モチベーションが〜 みたいな話だろう。ただこれを合理的であるという風に考えてしまうのであれば、BtoCで完全に消費として捉える行動も合理的であると言えるようになってしまう。高級車を買うこと、高級なアクセサリーを買うことは身に着けることでテンションが上がるので合理的であるみたいな話になる。

 

具体例みたいなのをいくつか並べてきたが、結局何が言いたいかというと価格なんてあってないようなもので、そんな相場観に縛られて生きる必要ないんじゃないか、フリーランスの人ならそんな相場観に縛られて請求する必要ないんじゃないかという話だ。つまりちゃんと説明できるなら正直に話ましょうという話。

急に些末な話になった気もするけど、時給千円でたくさんの仕事を取らなきゃ行けなくてクオリティーが下がっては元も子もない。作ったものの価値を1万円と感じるなら、1万円で売ればいい。1万円で売るところ2万円で売って1万円広告にかけてブランド価値を高めたほうがいいかもしれない。相場なんてあってないようなもので、そこにちゃんとした言葉がつけばそれは合理的なものになり得るのだから。そんな原価から逆算しててもしょうがない。

今自分が安いと感じたら、それはなぜ安いのか。今自分が高いなと感じたら、それは本当に短絡的に相場観から比べて判断してしまってないか。そういう判断のもと買い叩いてしまっていないかを考えないといけない。

 

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家の場所について考える2018/09/19

家の場所について、最近悩むことがあった。しばらく結構遠いところまで通わないといけなくなりそうで、引っ越すかどうかを悩んでいた。

今住んでいるところは都内の本当に便利なところに住んでいて、割高な家賃で猫の額のような部屋に住んでいる。

前はよく見ていたroom and room部屋に置いてある沢山のものがその人だけの空気感を部屋いっぱいに満たしている様子は、中途半端に東京に通える距離のベッドタウンに親の持ち家があるが故にこのままいくとずっと実家暮らしだなと安易に想像がつく僕には憧れの的だった。

だけどそんな空気を満たすような間もなく、漂っているのはただただ人間が生きているという生活感だけの部屋に住んでいる。ちょっとさみしい。

家は寝るだけ ってほどでもないけど、せっかくの東京生活、2時から始まる映画を見に行ったり24時間営業のファミレスに終電後入り浸ったりと、外で楽しむことが多い。

冷静に考えれば東京近郊のベッドタウンでもできることだし、わざわざ終電後にやらないでもいいことばかり。別に来たいときに電車で来ればよくて、もっと広い部屋に住むか家賃で浮いた分ローン組んで車買っちゃえばと思わなくはない。

思い切って郊外に居を移そうと思って内見までしたけれども、やっぱりなんか最後の最後で嫌だなと思ってしまう。(不動産屋の方々ごめんなさい)

やっぱり自分でもあんまり意識してないけど都心に住んでる自分、カッコいいとか思ってるのかなと思いもしたけど、まああまり強い気持ちではないだろう。

みんなはどうやって今住む場所を決めたんでしょう?

一人暮らしを始めて1年とちょっと。やっと自分の家という感じが出て来たが故に湧き出てくる、縁もゆかりもない地域との向き合い方に悩む今日この頃です。

午前2時30分 近所のデニーズでドリンクバーのお茶を飲みながら。

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CES2018 見学記録 Vol.1 Hey Google

前回ブログを書いたのが5月、しかも内容は2017年1月にformlabsを訪問した時の内容だ。ブログをちゃんと書くことにしようと言いながらそのあと3月に行ったドイツIDS、フランス、6月のFUSE formlabs users summit 、12月のボストンのことも書いてない。それぞれに思うところがあったので、また書こうと思う。

ブログを続けるにはやっぱりその時にその場で書いてしまうことが大切なような気がしてる。なので、もうその辺りのは一旦おいといて(とか書くともう二度と書かないような雰囲気が漂うが)急遽行ってきたCES2018について書こうと思う。


CESはコンシューマーテクノロジーに関する世界最大の展示会で、毎年ラスベガスで開催されている。“展示会”と呼ばれるものの中でも相当大きな展示会で、今回初めて行って見た感じ展示会というより万博に近い規模と人出があった。これが毎年開かれているというからすごい話だ。
もともとはコンシューマーエレクトロニクスショーで、本当に家電の展示だったけれども、主催する協会がコンシューマーエレクトロニクスからコンシューマーテクノロジーと範囲を広げて現在の形になったらしい。今回ももうすでにニュースでトヨタの発表やホンダ、ヤマハの展示なども報道されているけれど、かなりの面積が車関連、とくに自動運転関連で占められていたのは印象的というかもしかしたら今年を象徴しているのかもしれない。


ラスベガスは小学校2年生の時に旅行で来て以来。砂漠のど真ん中にあるなあというぼんやりとした印象を持っていたのをぼんやりと覚えているけれど、ついて見て改めて本当に周りに何もないところに突如巨大なホテル群が立ち並んでいるから面白い。いつも東京で大きいビルを見た時は高層ビルは土地がないから上に積み上げてるだなあと勝手な推論を持っていたけれど、ただただ規模のために建てられたホテル群を見ると不動産価値に対するイメージもまたちょっと変わってくる。

飛行場も本当にだだっ広いし、少しほこりっぽい感じがする。到着ロビーにはもうCESのバッジ受け取りカウンターが用意されていて、事前に送られて来ているメールにあるバーコードを見せるとバッジを印刷してくれる。会期中は街中を歩いているかなりの割合の人がこのCESバッジをつけて歩いている。そのことからもこのイベントの規模の大きさがわかるし、なんか変な親近感と安心感が湧いてくる。お祭りでみんな同じ法被を着ている時みたいな感覚だ。


Hey Google の独壇場 というわけではない

もうこれについてはCES関連の記事では真っ先に書かれることだと思うが、町中のありとあらゆるデジタルサイネージがHey Googleでうめつくされていた。小さいものはともかく、目立つ大きいものでHey Googleの表示がないものはなかったんじゃないかと思う。

看板だけでなくモノレールまでHey Googleになっている。最初OK Google じゃないのかなと思ったけれども、どうやら
去年はAlexa祭りだったらしいという話は聞いていたけれども、会場外ではもうHey Google一色だった。会場外で他に目立ったプロモーションを展開している企業がないというのも手伝って非常に印象に残っている。会場に着いた時もまず目に入るのは大型のディスプレイを使ったHey Googleのブース。

あとこれに加えいくつかの場所で巨大なGoogleのガチャポンが置かれている。これも音声認識のデモだけれども、なにかこういった景品が出てくるようなプロモーションは別に珍しくないけれども、下に入れた動画のように毎回スタッフがものすごい声で盛り上げる。これが1日会場中に響いていてすごく目立つというか、印象に残る。

https://www.youtube.com/watch?v=f3GARddd1PQ&feature=share

ここまでGoogle自身が実施していることの話だったけど、実際各ブースの展示ではどうだったかというと、僕の印象としてはHey Google,Google Assistantのロゴはそれなりに見たけれどもAlexaについてはあまり目立つ展示がなかったなあという印象がある。もちろんトヨタの発表もあったし、ブース内にロゴがあるといえばあるのだけれども、そんなたくさん目につくところにあったかというと探すとあるという感じだった。

Googleはすごかった。いくつものブースの一番目立つところにHey Googleのロゴが飾られていたし、それだけじゃなくすごかったのはやっぱりHey Googleの制服を着た説明員が各メーカーの説明員と一緒に立っているところだった。これはインパクトが大きい。そんなにたくさんのブースで立っているのを見かけたわけではないけれども、主要なところには立っている。

ただじゃあ、これはGoogleだけじゃなく自動運転とかOLEDとかにも言えることだけど、何か今回のCES全体のテーマ性を示すようなものかというと、別にそういうわけではない。これが結構今回初めて行ってみて驚いたというか意外だったことなのだけれども、CEATECとかだと行って一周回るとあー今年はビックデータばっかりだなとかIOTばっかりだなあという印象を持ったりするものだけど、CESは確かにGoogleをはじめとした音声アシスタントであったりとか自動運転であったりみたいな目立ってるものはあるけれども、まあそれぞれそれなりの規模があってそれぞれちゃんと力が入ってるなという感じがする。

これ、もうちょっとうまい言い方があればいいんだけど、難しい。確かに話題になってるものは話題になってるし大々的にやってるけれど、展示会全体を俯瞰して見るとバランスのいいポートフォリオとして成立しているなという印象を受ける。ロボティクスはロボティクスで話題になってるところがあるし、VRはVRでちゃんと話題になることが用意されている。こう行ったところがCESの底力なんじゃないかと思った。

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アメリカ訪問記 VOL.4 FORMLABS訪問 2日目 – WEBを中心としたサポート体制の設計

前回に引き続きformlabs本社見学。今回が最後で開発部隊以外の見学をした。訪問時点でformlabsの社員数は220人、そのうち開発が約120人ということで販売やサポート、バックオフィスに約100人いることになる。

現状formlabsはここボストンとドイツのに拠点あって拡大を続けている。

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一番注目したのはこのサポート専用のスタジオ。業務用機の製品サポートといえばオンサイトサポートでサポートエンジニアを抱えなきゃいけないっていうのがあるけれども、こういった形でもうテレビ電話前提でお互い同じ環境だからサポートできるよねって言う割り切りは必要だと思う。

出張になってしまうとどうしてもエンジニア一人で1日回れて2箇所になってしまう。更に問題なのは仮に故障してサポートをお願いしてもどんなに早くとも次の日、普通だと3日後とかになってしまう。それだったらテレビ電話でサポートしてくれて、故障がわかったらその場で発送すれば代替機が次の日にはつくかもしれない。たしかにエンジニアの人が来てくれたほうが納得感はあるかもしれないし、機会に対する愚痴も聞いてもらえる(大概の場合こっちを求めてる人が多い気も・・・)かもしれないけれど、テレビ電話(そもそもこの言い方しないか)がこれだけシームレスに誰でもスマホで発信できるようになった今ではサービスとしてはこういった形にした方がいいと思うし、それで製品価格が下がるなら万々歳だ。

こういった体制を日本でも一度敷いてみたいと思うし、今後製品を開発したときは参考にしたいと思う。
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←アジア・パシフィック担当のスコットさんと→formlabsJPの新井原さんと真ん中旅慣れてなくて荷物が多いおじ

さん
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社内ビールサーバー、5時すぎるか過ぎないぐらいになると飲み始める
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アメリカ訪問記 vol.3 formlabs訪問 2日目

前回に引き続き、formlabs 訪問2日目。2日目とはいえこれが最終日で、formlabs本社の見学になる。

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閑静な住宅街。てっきり大雪が降る地域だと思ってたから北海道みたいな二重サッシとか二重の玄関とかを想像していたけれども、普通の家だった。普通の家といってもどこか日本と雰囲気が違う。

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この左側のレンガ造りの建物がformlabs本社。ちょうど拡張中で最初は手前半分の3フロアだったのが建物全体になるそう。

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2階研究拠点の入り口。Form1とForm2が並べられている。1階は素材開発と試作のスペースで、完全に非公開だった。非公開と言われててっきり開発拠点は全て非公開かと思いきや、2階がメインの開発スペースだった。

2階も撮影は禁止で、この入口だけ撮らせてもらえた。

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写真では見たことがあったけど最初の試作からForm1までの軌跡は改めてすごいと思いながら見た。最初の一人で作ったコンセプトから着実に製品へと仕上がっていく。どのタイミングでどのぐらいの投資を受けたのかすごく興味がある。

スタートアップは最初は全部自分で作るということが大切だと思ってる。最初の共同創業者を集めるにしてもコンセプトが伝わらないといけない。新しいもの、革新的なものであればあるほどそれを伝えるのは難しくなってくる。そうした時重要なのは取り敢えず動く物をキャッシュアウトを抑えつつ作れるスキルだ。

最初の最初は本人すらもそれが有用なもかどうかわからない。だから形にしてみる必要がある。ここまではよくプロダクトデザインの授業とかで言われる。スタートアップの最初の試作はそれだけじゃなく実際にそのアイデアが価値あるものなのかどうかを判断したり、投資を集めたり、創業メンバーを集めたりと、あらゆる重要な役割を持つ。

重要なのは思いついた本人が出来る限り独断で全ての作業を行うことだ。

これは結構賛否両論あって人によっては職人気質でアイデアに広がりが出ない、非常に日本的な考え方でよくないと言われることもあるけれども、これが一番重要だと思っている。

この前書いたベンチャー性とビジネス性のバランスについてもそうだけれども、最初の時点でこれは儲かりそうだというアイデアはすでにもう誰かがやっている可能性が高い。誰かがやっているだけなら百歩譲ってビジネスだから俺の方がうまく行くということでやり始めていいとして、問題なのは大概の場合なんらかのなんらかの強力なない理由があって、既に誰かが思いついてやってみて失敗して跡形も無くなって、ないように見えてるだけの場合が多い。

特にアプリは良くも悪くも誰でも最初のコンセプトを示すぐらいはできてしまうのでよりこの可能性が高くなっている。

そのため、最初の最初の段階で仕事として人を集めるというのはかなり難しい。こういう書き方をすると偉そうだけれども、経験者としてそれはすごく思う。

そうなって来ると何が重要かというと理念とそれを体現した(仮に荒けづりでその作った本人しかまともに使えない状況であったとしても)コンセプトを体現するプロトタイプが非常に重要になって来る。

ただここでハードウェアスタートアップの関門その1が出て来る。ソフトウェアと違いハードウェアは取り敢えず動くのと量産できて販売ますの間にそれこそ海より広くて深い川がある。

ソフトウェアの場合リリースしてから治すことができるけれども、ハードウェアはそうはいかない  みたいなことはよく言われてるし確かにそうなんだけれども、個人的にもっと問題何箱の量産できますというところだ。

実は  というのもなんだかおかしいけれども、量産したことあるエンジニアさんというのは思った以上に少ないし出会わない。そしてそのノウハウは完全に非言語化された第六感のような何かで成り立っている世界だ。

さらに量産なので現状大企業にいた人しかいない。そうなるとコスト感とスピード感を合わせる作業が思ったより大変。
この辺りにお金で解決できない問題が出て来る。ベンチャー経営で重要なのはいかに早くお金の問題だけですという状態にいかに早く落とし込むかだ。

そうなった時、最初の段階ではお金で解決できない問題がたくさんある。ある程度方針が決まってしまって、それこそ仕様書も固まった状態ではお金で解決できることも増えてくるし、人を入れればいいという段階になってくる。

だけれどもハードウェアの場合下手するとそれは最初のバージョンの製品が終わり、下手をするとv2、v3の段階になって初めてその段階に行き着くということがしばしばある。formlabsの場合、それがどの段階だったのかがすごく気になる。みている感じだとかなり早い段階で専門家の手に委ねているように感じる。

Fab施設に通う人たちが、arduinoや3Dプリンターをはじめとしたありとあらゆる種類のスキルをつけてほぼすべてのものを作れる方法として勉強して行くけれども、いわゆるエンジニアになることはかなり難しい。身につくのはあくまでプロトを作る技術で、製品を作ることのできる技術ではない。

ではいったいどの程度のスキル、どの程度のプロトまでは自分たちで作るべきなのかというのをもう少し明確化してみたいと思っている。その人のやりたいところまでといえばそれまでなんだけれども、いったいどの程度までで投資家に見せるべきなのか、人を入れて開発を始めるべきなのかをもう少し具体的に事例を集めていきたいと思っている。

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ここからは撮影が許可された3階、開発以外の部署と広間がある。広間には本体以外の試作の過程が展示されていた。これですべてってことはないだろうけれども、これだけでも結構ボリュームがある。

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驚いたのはフィニッシュキットのスクレーバーだけでもこれだけの試作をしているというところ。開発ならこれぐらいするのは当たり前といえばそうなのかもしれないけれど、スクレーバーに開発という作業がきちんと入っていたのは驚いた。あれな話、別にベンチとヘラをつけておけばすんでしまうといえばすんでしまう。(ちゃんとそれはそれでついてる)

それをここまでちゃんと使い勝手を検証しながら試作していたのは驚いた。普通のベンチャーならフィニッシュキットはこだわりたいと思ってもV2の段階ではここまで開発の手が回らないんじゃないかと思う。

もちろんそれだけ後処理を含めた体験向上のプライオリティーをあげているとはいえ、付属品の開発になかなかここまでできるもんじゃないと思う。

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ワイパーやタンクの試作。ちなみにタンクは左から順に

レーザーカッターでのアクリル貼り合わせ➡︎FDM➡︎切削➡︎テストショット

の順に並んでいる。下のワイパーもだいたいそんな感じで並んでいる。そうそう、デジタルファブリケーション機器でこういったプロセス、どんどん作ってみてだんだんと精度を上げて行く開発プロセスを踏みたいんだよとみていて少し嬉しくなったと同時に、YOKOITOもはやくもの作りたいなあと思った。せっかく環境が整っているのにもったいない。デジタルファブリケーション機器のすごさは定量的じゃなくて定性的なはなしになる。最近定性的な話はもう自分でつかって効果を示すしかないんじゃないかと思っている。

やっぱり、本当にものづくりのプロセスを変えてプロダクトに作家性を出すには自分たちでやってみるしかないだろう。

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レジンカートリッジの試作。どれもこれもきちんと一つ一つ、最初はポリタンクみたいな買ってきたものからだんだんと精度を上げて行く。このプロセスが見てて気持ちいい。

次回は開発以外の部署について書きます。

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アメリカ訪問記 vol.2 formlabs訪問 1日目

随分間が空いてしまったけど、form2.shopの下地の意味もあるので改めてちゃんと書く。

前回ボストンに着いてなんとか朝起きて朝食の会場に行くともうそこがpartner’s summitの会場だった。

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partner’s summitはまる2日間で1日目はずっとセミナー。いったい1日中なにをセミナーするのかと思っていたけれども始まってみるとすごく面白くてあっという間。IMG_1660 IMG_8818

細かい内容は書くときりがないから(多分form2.shopの記事はもっと端折ると思うけど)formlabsの主張(?)はまとめると3点

・3Dプリンター市場はパソコン市場の成長に例えられる

・Professional 3Dプリンティングという概念が台頭すると考えている

・歯科用途が急速に広がる

の3点だった。

・3Dプリンター市場はパソコン市場の成長に例えられる

これは言い方としては『SFを実現する』のワープロの使い方のたとえみたいな印象を受けた。

パソコンも最初軍用技術で一般の人が使うなんてことは想像だにしなかったし、何に使うかもわからなかった。最初はeメールから始まったけれどもそれだけといえばそれだけ。誰もがこれ以上の処理能力なんていらないんじゃないかと言っていたけれども、実際はそんなことなく処理能力が上がるにつれそれを使い切るだけの表現や用途が出てきた。3Dプリンターもそれと同じで、どのようなことに使えるかなどはわからない。ただ、性能が上がっていけばいくほどそれを満たすだけの用途が生まれるし、キラーコンテンツが生まれて爆発的に普及するタイミングが来るだろう

という考え方。個人的にはこれはちょっと違和感がある。違和感があるんだけれども、そうかもしれないな・・・ともおもってしまう。パソコンも普及した要因は結局アメリカでサラリーマンでも確定申告が必要でそれにすごく便利だったからとか、日本でインクジェットプリンターが普及したのは年賀状があったからとかそういったキラーコンテンツがあるからだっていう話も同じような印象を受ける。

穴を売るじゃないけれども、確かに3Dプリンターは道具だから道具の可能性を語るという点では無限の可能性があります、何でも作れますという言い方ができなくはないのだけれども、やっぱり順番が逆だと思う。専用機の機能がいくつか組み合わさって汎用機になることはあっても、汎用機から専用機が生まれるというのは非常に難しいことなんじゃないかと思っている。

結局ぽしゃってしまってしまったけれども、Project Araで出てきた3D Systems の携帯モジュール3Dプリント用3Dプリンターみたいな専用機が結果的には3Dプリンター、3Dプリントの未来を率いていくんじゃないかと思っている。

(Project Ara 3D printer)

・Professional 3D Printingという概念が台頭すると考えている

これが一番面白かった。なんとなくみんな思ってはいたけれども、定義していなかった部分だと思う。

「ハードウェアエンジニアが開発のために日常的に使う3Dプリント」

というところに着目している。”日常的に”というところがポイントで、これは業務用機器で例えば順番が回ってくるのを1日待ったり外注して(今までに比べれば十分早いけれども)2、3日待ってというのでは意味がなく、使いたい時に使えるてすぐに造形物が手に取れるというところが重要。

Form2に限らず、開発に使える3Dプリンターが日常的に、もっと言ってしまえば一人1台あるというのは今までの3Dプリントとは全く意味が変わってくる。Formlabs Japanの新井原さんは3Dプリント体験という言葉を使っている。

これはデジタルファブリケーションの考え方そのものにも大きく関わることで、この前書いた自分の道具かそうでないかという話もそうだし、自由に使える機材が手元にあるというのは3DGANさんが言っているけれども定性的効果としてものすごいものがある。
試そうとした時に自分一人で試せるのか、いくつかのパターンをその日のうちかどんなに遅くとも次の日中には試すことができるのか。これができてこそ初めて、Hardware is new Softwareが始まる。今までとはけたの違う試作を繰り返し、実際にアイデアを形にして体験して見て検証。そしてまた別にアイデアを形にして検証を繰り返す。

友人のsonken625とサービスを一つ作っていて、ソフトウェアの新しいものを作る,新しい価値を作るやり方、仕組み、ポテンシャルに本当に驚く。ソフトウェアとベンチャーの手法についてはまたそれ単体で書こうと思う。

 

話を戻すと、このソフトウェアと同じように試して直してを繰り返すことができるようになる、プロが新しい価値を作るための3Dプリントを特別に”Professional 3D Printing”と定義している。

改めてまとめると”Professional 3D Printing”を実現するための条件は(前提として出力精度・歩留まりが使えるレベルまで行った上で)3つ

  • 限りなく1人1台に近い環境
  • オペレーションに専門知識を必要としない
  • 毎日使っても稟議が必要ないレベルの材料費

formlabs Form2はこのProfessional 3D Printingを念頭に設計されている。3Dプリンターブームから約3年、そろそろこの定性的効果も広げることができるのではないかと思っている。

17年度は3Dプリンター以外のものも少しずつ事業として纏めていきたいと思う。

・歯科用途が急速に広がる

もともと歯科用途はマスカスタマイゼーションが必要とされる分野としてかなり前から3Dプリンターの活用事例として注目されてきた。実際、矯正用マウスピース、クリアライナーを生産しているinvisalignは3Dプリンターの活用事例としてかなり前から注目されてきた。

invisalignの工場。マウスピースのバキュームフォームの原型に3Dプリントが使われている。

Stratasys、3Dsystemsもかなり前から目をつけていて、最近だと2017年1月に3DsystemsがVertex Global Holding BVを買収した。

歯科用に関してもまた改めて書くけれども、この分野はForm2に限らずBEGO VarseoとかRapidshapeとかいった小型機の発展ですごく伸びると思う。CAD/CAM冠の現状を踏まえても、小型機の発展が重要なのがよくわかる。その理由についても纏めて書こうと思う。


他にもマーケティングワークショップや技術的な解説があったけれども、以上3点が主なトピックだった。

やっぱりProfessional 3D Printingの考え方が面白い。ハードウェアのアジャイル開発を行う上での定性的な話が明確に打ち出されてくるのだと思う。

定性的な話は結局、事例の積み重ねでしかないのできちんとした事例の取材をベースとした発信を心がけつつ、普及が進められればいいと思うし、事例自体作っていく姿勢を忘れないようにしたいと思う。

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1日目の懇親会。世界中からパートナー企業が集まってくる。次の2日目の会社見学で書くけれども、まさに勢いのあるハードウェアベンチャーだった。

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アメリカ訪問記 vol1 何故かシカゴに降ろされる 2017/02/10

2017/1/16~24 アメリカに行ってきた。

目的地はボストンのformlabs、その後ニューヨーク。何回かに分けていろいろ考えたので書き留めておこうと思う。

まず第1目的地のformlabsについて改めて書くと、デスクトップSLA3Dプリンターを開発しているハードウェアベンチャーだ。

2011年から初号機であるForm1を開発してkickstarterでクラウドファンディングを実施。$2,945,885を集めることに成功した。ご多分に漏れず出荷は送れて一時はもうだめなんじゃないかと言われてたけど無事出荷することが出来た。

 

無事出荷することが出来た って言う書き方をしたのは、出荷はできたけれどもForm1の評判が正直言って散々なものだったから。成功すればそれはもうFDMとは比べ物にならないクオリティーの物ができるけれども、吊り下げ式光造形でよくある脱落が頻発。さらに光造形なら必ず必要になるIPA or 無水エタノールによる洗浄と二次硬化の後処理の大変さ、レジンの処理の大変さペンチで切らなくちゃならないサポート材、高いレジン代も相まってそもそもデスクトップでSLAって言うコンセプト自体おかしくない? という話まで出る始末。

こう言ったらあれだけど、日本だったらもうこの時点で倒産していたように思う。

でもそこはアメリカ、1900万ドルをSpaceXとかに投資してる会社をリードに調達。Form1の改良版Form1+を発売する。でもこの時点でもたしかに着実に改良が加えられていたけれども相変わらずレジンは手動で継ぎ足さなきゃいけないしサポート材はだいぶ改良されてきたけど脱落は相変わらずという状態でやっぱりSLA使う人は限られるな−or光造形したいなら外注だな−という印象だった。

しつこいようだけど日本だったらこの時点で投資を受けられるかというと怪しい)ry(自分の力量の問題)

Form1+の発売後しばらく(これは日本だからってのもあるかもしれないけれど)音沙汰なく、Form2はないかなと思っていたらTough resinを発表した。面白いと思ったし話題になったけれども、そもそも使い勝手と造形の成功率があれだったから、それほどだった。

この後どうなるのかなと思っていた矢先、Form2が発表された。そしてさらに3500万ドルの資金調達。最初はあまり期待していなかった。roland ARM-10もちょっと扱いが大変でFDMを仕上げればいいかなという感じだったし、Davinciのノーベル値段にしてはすごいという感じだけれども、じゃあFDMより大幅なメリットを感じるかというとこっちもそういう感じのものでもなかった。(でもこの値段を実現してるのはほんとにすごい。)

あまりにも小型SLAのイメージが悪くてForm2もまあ大体おんなじだろと思っていたけれども、実際に使ってみてみるともう全く違うものだった。50万円を超えちゃうのはちょっと個人で買うにはあれなんだけど、もし個人でも3Dプリントサービスに結構出すよという人は夜セットして翌朝出来るというメリットも考えれば絶対買いだと思う。(Form2に関してはちょこちょこ書いてます要望あればそれについて詳しく書くのでコメントお願いします)

で、これは普及させるべきかなあと思って色々話を聞きたいと連絡したらformlabsのアジア圏担当のスコットさんが京都に来てくれたり改めて調べるとkickstarterからこうやって調達してちゃんと開発してくるのほんと面白いなと思ってYOKOITOでも扱うことにした。

それでそれからなんやかんやあって(雑)ボストンの本社で行われるパートナーサミットに参加することになった。


今回はボストンにつくまで。

久々のアメリカ。しかも東海岸は初めて。

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飛行機はどうとっても絵になる気がする。これが機能美というのかわからないけれども。

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特に何事もなくシアトルに。撮影禁止だから撮らなかったけれどホールボディースキャナーを初めて体験した。導入当初裸の画像が表示されてこれはどうなんだみたいなニュースが会ったけれども、見てみると画面には検出結果として画像が出ているわけではなく機械が自動的に怪しいところを検出してそこを黄色い四角枠で表示してた。で、そこだけ人が念入りにボディーチェクするという仕組み。よくできてる。

到着すると広場が。広場だけでなく通路の至る所で路上ライブ(?)みたいなのをしてた。

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フィッシュアンドチップスのお店がいくつかあったからよくわからないけどフィッシュアンドチップスを食べることに。「ドリンクはダイエットにする?どうする?」って聞かれて一瞬何のことかわからなかったけどコーラしか無いってことらしい。

でかいコーラ、出された大量のポテトとスプーンで掬っても滴り落ちないクラムチャウダーがなんだか嬉しくなる。(最初だけ)

警備員も店員の人も受付の人も皆何かずっと話してる。これはもう先入観がすごいあるからあれなんだけど、ついて30分でもうなんだか豊かさを感じる。豊かさというより余裕なのかもしれない。今回はニューヨークも見てこのあたり、このあたりって言うっても漠然としてるんだけれども、アメリカの豊かさって一体どういうものかを少しでも感じればと思って行くことにしている。

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(このタンブラーに水入れる機能日本にもほしい)

IMG_1585.CR2(ちょっとSFっぽい空港内モノレール)

ここで3時間過ごしてボストンに行く予定だった。ボストン行きの飛行機に乗って1時間半位たったころ、機長のアナウンスで着陸態勢に入るというアナウンスが。ボストンにはどう考えても早いから右隣の人になんで着陸するの?って聞いたらついたからという返事が。左隣の人もシカゴに着いたから着陸するという。チケットを見せてもらうとなんと2人共シカゴ行きのチケットになっている。

でも便名もゲートも時間も同じ。結局今になってもどういうことだったかよくわからないけれども、とりあえずシカゴに降りることになってしまった。シカゴに着いたのが夜8時頃で一体何時につくのか不安になってきた。受付の人にチケットを見せるとB11に行くと言われ、何時?と聞くと”on time!”と言われる。(on timeと言われても)

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シカゴといえばギャレットポップコーンがあるだろうと思ったらあった。5ドルちょっとですごいたくさん入ってて美味しい。日本のと比べちゃいけないのはわかるけど不安も相まって思い出に残る味になった。

そしてなんとかボストンに。結構焦ってたから時間覚えていないけれども日付は変わってた気がする。

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タクシーにのってなんとかホテルに。インターネットに繋いで日本と変わらないパソコンの画面の中を見て落ち着きを取り戻しながらシカゴで買ったポップコーンを食べた。インターネットって本当にすごい。画面の中は本当にいつもと何も変わらない日常だった。

翌朝8時までにレストランに集合だったからこの日は早々に寝た。

次回はformlabsのパートナーサミットの内容を書こうと思う。

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自分の道具かそうでないか 2017/02/04

今年は去年よりもとりあえず作ってみることを意識している。とりあえず作ってみると言うのは結構難しくて、事前に要件定義もなければ予算もない、展望もわからない。一番やっかいなのは作ろうとしているアイデアは大概ちょっと良さそうだけどわかんないと言うものばかりでモチベーションの維持が難しい。

学校の課題じゃないけれどもものを作る、特に何かの改善じゃなくてゼロから立ち上げるときは結構勢いが大事だと思う。贅沢だと言われるかもしれないけれど、部品は一通り手元に置いておきたいし最悪すぐ買いにいける環境で作りたい。道具もまた明日とならないように一通りは揃えておきたい。できればその道具は自分のものであってほしい。

もっと言うと、高価な業務用機器1台を5人とか10人で共有するなら安価な機器を一人1台持ったほうが絶対いいと思う。これは田中研に所属してSFCの授業で宿題が出たとき、DMM.make AKIBAそれぞれでの共有の機材/自分の機材の使い方と使われ方を見ていてすごく思う。

Techshop

Sony Creative Lounge

SFCの図書館


今回は幾つかの機材を取り上げて共有し易い機材かどうかちょっと考えてみたいと思う。

・3Dプリンターの場合

これは言うまでもないかもしれないけど、一番共有が難しいように思う。とにかく加工(?)時間が長い。

ちょっとしたものをプリントするにも3,4時間はかかる。シェアスペースに置かれている3Dプリンターは大概が200mm以下の造形範囲だから結局その間専有することになる。

仮に300mmクラスがあったとして複数人分一気に詰めてやろうとすると今度24時間超えしたりしてそりゃ困るって話になる。

施設がわからしても下手すると48時間とか専有されちゃうから12時間までとか一定時間以上は1時間あたりで料金を取る場合が多い。そうなると材料費+機材費で意外とかかっちゃったりするから本来の「FDMだから気軽にどんどん試作」という最大のメリットが無くなってしまう。

・切削機の場合

切削機もかなり難しい。3Dプリンタと同じで加工時間が長い上に、切削機の場合捨板とかのセッティングが共有できるのか問題というのがある。

両面切削しようとすると捨て板に穴を開けて位置出しをすることになる。(しない方法もあるけれども)そうするとなんだかこう書くとみみっちい話みたいだけど誰が捨て板をメンテするのかという話になる。

SRMとかで加工しようとすると捨て板で嵩上げしなきゃいけない場合もあれば逆に捨て板を薄くしなきゃいけない場面もある。

工場みたいに加工するものの相場観がないというのがこういった特殊な状況を生み出してしまい、より共有を難しくしてしまうことがある。

・ミシンの場合

これはちょっとわからない。DMM.makeにあるけれども、使う人が少ない。coromozaは一度言ってみたいと思ってるけど行けてない。brotherのデジタル刺繍ミシンに関しては糸の色を変えたいとなると結構大変そう。メンテナンスはそれほどしていないようにみえるから運用は楽そう。

・UVプリンタの場合

これは全く問題なく共有することが出来ると思っている。セッティングもそれほど難しくないし、メンテナンスもいらないとは言わないけど比較的楽に見える。加工時間も一番短くてクリアとかホワイトを入れてもせいぜい20分とか。

 

・レーザーカッターの場合

これも問題なく共有できるけれども、そのバックエンドでかなり人日をかけてメンテナンスできるかどうかにかかってると思う。
実際京都拠点や他のスペースを見てもレーザーカッターは集塵機のフィルター交換/レンズの清掃/プラットフォームの掃除がどのぐらい出来ているかがすごく重要になってくる。ちょっと油断するとすぐにレンズがだめになっちゃうし、すぐに集塵機は詰まってしまう。

このあたり、レーザーカッター自体のコストも去ることながら、導入するとき計画しておいたほうがいいと思う。


 

こうやって書いてみるとあらためて加工時間と内段取りに時間がかかるものの共有は難しいと言うよりRapid Prototypingのメリットが共有すればするほどなくなってしまう。

なので施設として持っておくべきなのは

レーザーカッター>UVプリンター>ミシン>切削機>3Dプリンター

で、特に右の2つ、切削機と3Dプリンターに関しては10万円前後のを複数台抱えるなら50万円以上のものを1台と言う形にしたほうがいいように感じる。


 

デジタルファブリケーション、デジタルマニファクチュアリングによってプロダクト開発はアジャイルマニファクチュアリングの方向に行き、Hardware is new softwareの時代が来る。

市民工房やシェア工房はものづくりを身近にしてくれた。これをきっかけに小型の機械を1人1台持つようになって、初めてこれらデジタルによる開発の恩恵を享受できるようになるように思う。

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新しいことの価値 2017/01/15

遅いですが、新年あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いいたします。
今年も去年と変わらず考え過ぎと周りから怒られながらも、色々なことを試してみたいと思います。改めて振り返ると考えたことをノートに書き始めたのが高1だから7年前。1日1ページの日記帳を書き始めたのが6年前だからもう趣味みたいなものです。

新年早々考え込んでいるのは「新しいことってどのぐらい今となって価値があるのか」ということです。
ということですと言っても漠然としすぎてるだろうという話だけども、結構考え始めると面白い。

去年幾つか出た忘年会の一つで「職業としてのエンジニアのモチベーション」談義が合った。結論だけ書くと問題をときたい・解決したいがモチベーションだろうと。ただ結局その話の中で結論が出なかったのが「じゃあどうして新製品を作らなきゃいけないかはわからない」というと。

新製品を何故出すのか と言われればそりゃあ会社を維持するためという返事が一番多く返ってくると思う。
本来は逆でユーザーひいては社会に価値あるものを提供してそれの精度を高めていく・より新しい価値を付加していくために新製品が出てくる。ただいつの間にかこの新規性が顧客に求められているものでも顧客の需要を掘り起こすものでもなく単に企画段階でひねり出したものになってきてしまうというのがいつの間にか新規性でもなんでもない機能や製品が生まれてしまうことにつながっていく。

例えば自分の趣味に関連する話だとカメラはこの切り口で見てみると面白い。フィルムカメラは置いといてとりあえずデジタルカメラの話、特にコンシューマー向けのものだとして、必ずしも性能を上げる方向に行かなかった3つの例を挙げる。

 

ある一時期まではとにかく画素数を上げる競争だった。だけれどもある時これ以上画素数をあげても意味が無いんじゃないかということになって画素数戦争は終わり”あえて”1300万画素前後に収めるようになってきた。

(撮像素子の場合配線を補足することが難しいため、画素数を挙げていくと受光面:配線の面積比がどんどん配線側に振られてきてしまう。結果的に受光面が極端に小さくなってしまうのでISOが悪くなってしまうのである一定程度以上でSN比を維持する為には裏面照射型などにする必要がある。)

撮像素子だけではなく一眼レフもミラーレス一眼というものをオリンパスが中心に発売した。最初は光学ファインダーのない、しかも撮像素子がマイクロフォーサーズという規格でただでさAPS-Cで小さいといわれていたのにさらに小さいならもうコンデジと変わらないじゃんと言われていた。だけれども気軽にレンズ交換できるカメラとして一定の市民権を得ることができた。

コンパクトデジタルカメラは一時期薄さと軽さの競争になった。ソニーから厚さ1cmを切るコンデジが発売されるなど、気が付いたらコンパクトデジタルカメラ市場のそのほとんどはスマートフォンに持ってかれてしまった。久しぶりにコンパクトデジタルカメラを見てみると殆ど1万円以下若しくは防水防塵と行った特殊機能がついている。(持ってかれてしまったという表現はもしかしたら不適切で、撮像素子とかレンズのアクチュエーターの技術は確実にスマートフォンに引き継がれているから移っていったといったほうがいいのかもしれない。)

この3つをとっても、所謂製品の新しさの定義/目的の策定が難しいかがわかる。そもそも性能を上げるという言葉自体一体どれがどうなったら性能を上げるといえるのかみたいな議論があると思うけれども、ユーザー視点で単純に性能を上げるとしたら

  1. 画素数をあげて画質を良くする
  2. 撮像素子を大きくしてS/N比を良くする(ただしこれも本体サイズの兼ね合いがあるから35mmにフィルム時代に落ち着いてるという要素が入ってしまうかも)
  3. 小さく軽くする(でもこれも重くないとミドルクラス以上のカメラは売れないと言われてたりする)

上げるとしたらと書いて上げてみると、やっぱり単純な定義が難しい。重くするなんて信じられない気がするけれども、たしかに30万のカメラでプラスチックボディーで軽いですと言うのとマグネシウムボディーで重いです並べられたら質感という点でマグネシウムボディーを選ぶかもしれない。。。。

 

ここまで長く書いておいて結局それかという話だけれども、やっぱり製品は「試作して作ってみないと何とも言えない」というのがこういったところからもわかるのかもしれないと書いていて思った。

何故新しい製品を出すのか。新しいこと、新しいもの事態に本当に価値があるかどうか。というテーマで書き始めたけれども、そもそも(あまりそもそもって使いたくないけれども)「新しい技術」という新しさを定義するだけで難しい。更に新しさを定義したとしてそれが価値があるかどうかというのは本当に色々なパラメーターで構成されていて使ってみないとわからない。リーンスタートアップで言われていることそのままみたいになっちゃうけれども、新しいサービスはとりあえず作ってみて試してみることが本当に大切だ。これはソフトウェアにもハードウェアにも共通することで、あまりにも評価軸が多すぎて考えた本人にも実際にやってみるまで多分評価しきれないのだと思う。

ハードウェアはなおさらで、これはYOKOITOを始めてから3年、あらゆるエンジニアの人と話したけれどもいくら経験がある人でも「作ってみなきゃわからない」といっているところからもそうなんだなと思う。

(勿論凡ミスとかは経験でわかる。有名なエピソードで、YS-11が設計されたとき担当エンジニアは航空機設計が初めてで、ベテランの戦闘機設計を行っていたエンジニアに設計図を見せに行ったら「この前輪、おかしい」と一言言われて「いや、そんなはずない」と言い返しながら帰って計算し直してみたらほんとに間違ってたという話がある。勘は偉大)

僕はものの可能性を広げたいと思っている。それこそソフトぅエアのように自由で、努力すれば誰もが作れるようになり、表現手法の一つとして数えられるようにしたいと思っている。Hardware is new softwareと言われているけれども、本当にソフトウェアと同じような自由度をハードウェアに持ち込みたいと思っている。そして、新しいもの/今までのジャンルに捕らわれないものを生み出し続けたい。死ぬ前に80年ぐらいだったけど少なことも生まれるより前の過去80年より人類は進化したなと言う実感を持ちながら死にたいと思っている。

そのためにも今年もこれは普及させるべきと思ったものは普及させるし、とりあえず作ってみるし、手段はどんどんサービス化していこうと思う。

というわけで(?)今年もものの可能性を広げるため色々やってみますので、ご協力よろしくお願いいたします。

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きちんと今やっていることを言語化して発信するコスト 2016-12-11

京都に行って中島と話している中で、ハードウェアベンチャーならではの製品開発はなんだろうという話になった。

たしかにそうで、一歩間違えれば単に単に規模を小さくした“製品開発”となってしまう。

 

書き始めて2行で早速この話の危うさというかツッコミどころの多さを感じる。製品開発ってどこからどこまでなんですかとか、規模って生産数なんですか?それとも開発期間と開発費が長い製品なんですか?とか。

メディアをやってる人に今更かと怒られそうだけれども、きちんと伝わる形で言語化しておくというのは本当に大変だ。バズワードというとなんだか今となっては揶揄する言葉になってきているけれども、まず各単語の共通理解を作り出した上で議論をして最後結論を言葉として纏めなきゃいけない。うちの場合だとデジタルファブリケーションとか個人のものづくりとかSTEMとかから始まり、その上でじゃあそれやって短期ではメリットがあるのかどうか、長期の話なのかどうか、今の既存のものと何が違ってそれを変える必要がそもそもあるのかみたいな話から始めなきゃいけない。

3Dプリンターとかならかんたんだけれども、ラピッドプロトタイピングマシンとかになるともうわからない。人によってはロボドリルでもなんでも生産現場じゃなくて開発現場に有ればラピッドプロトタイピングマシンだと言うかもしれない。

意味としてはかんたんな3Dプリンターも、1億円以上のDDMの話をしているのか50万以下のFDM機の話をしているのかで全くその後の展開が違う。

これらをきちんとコストをかけて整理していろいろな人を呼んで議論・発信しなきゃいけない。

これは結構コストがかかる。例えばそういう対談をするとすればどんなに安くても5万、普通なら10万プラス交通費実費は支払いたいところ。セッティング・モデレート・整理する人が1人ほしいところ。本格的に広報するとすれば広告費もかかる。メディアに乗せてもらうとすれば研究発表ならともかくいまビジネスでやってることに関わるのであれば記事広告になるかもしれない。

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京都駅。朝ついたらここでドーナッツが習慣になっている

よく「日本には専門性の高い記者がいない」とか「日本だと間違った意味でメディアに取り上げられてしまうんですよ」とか聞くのだけれど、最近思うのは結局発信する側(取材してもらう側)がほんとうの意味でコストを掛けて言語化出来ているのかというと出来ていないからこういう齟齬が出てくるんじゃないかなと思う。自分自身もじゃあ販売に直接関わるから説明会開きますという以外のところでもっと全体的な話、デジタルファブリケーションの価値とか小型工作機械の使い所とかそういったことが常日頃は無理だとしてもじゃあ四半期ごとにきちんと定義付けを更新した上で言語化出来ていますかというと出来ていないと思う。

ここまで書いといてあれだけどまあそりゃそうだっていう話でだからこそ広報部とか宣伝部・マーケティング部とかちょっと範囲を広げればCSRがあるし、製品の販売を行いますというときの作業は大体これだ。でもじゃあ販売に結びつきますという直近のコスト回収めどが立っているのはともかくとして、それ以外の場所で、例えば大学の研究室が意識できているかとか、きちんとその人員計画SeriesAに向けて立てられますかと言われると、難しい気がする。

また最初のきっかけから脱線してしまったけどこれはこれで結構大切。ハードウェアベンチャーならではの開発の話はまた書こうと思う。

 

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就活の結果を聞きながら 2016/11/20

ある人から6年ぶりに電話が来た。着信履歴に残っていて思わず開口一番間違え?と聞いてしまった。

聞いてみれば3Dプリンターの営業をしているそうで、少し話がしたいということだった。

3Dプリンターの営業をしているというのもまた不思議な縁だと思ったけれど、それ以上にそいつが営業をしているというところが一番の驚きだった。こういう言い方するとなんだか上から目線であれだし6年ぶりだから正直どういう人になってるかわからないけどまさか営業をしているとは思わなんだ。電話を切った後思わず就職活動って難しいと思ってしまった。

最近仕事について考えさせられることが多い。というのも、一番の原因というかあれは周りが就職1年目もしくは院進して就職を考え始める時期だからだ。東京でいつもアドバイスを貰っている人は「大企業に入って一番やりたいことにつけるのが一番。だから、やりたいことにつける人になりましょう」と、以前言っていた。院進した友人が「どうして博打を打つかやりたくないことをやるかどっちかなんだろう」とつぶやいていた。

関係ないといえば関係ないけれども、武蔵美と多摩美の学園祭を見に行った。

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ちょっと疲れてきたから続きはまた明日

 

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一旦リセット 2016/11/14

やっぱり毎日更新は厳しい。遅れてでもいいからとちょこちょこつけていたけれども、ブログはやっぱり書きたいと思ったときに書くようにしようと思う。もともと日々のことは日記帳をつけているから、そっちにもってかれてしまう。

 

それとも、整理のために1日30分ぐらい公開される文章を書く時間を意識して取ったほうがいいのかどうか。

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新宿 2016-08-20

打ち合わせで新宿に。有名なバリスタの人が所属してるカフェらしい。

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店内の天窓

 

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それにしても新宿の地下は迷宮で、未だによくわからない。この野村ビル周辺も廃墟の雰囲気が漂う地下道がたくさんあった。もう少し涼しくなったら一度じっくり探検したい。うまくしたら、隠れ家的なお店が作れそう。

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